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今年7月からスーパーやコンビニなど全国の小売店で、
プラスチック製レジ袋の有料化が義務付けられることになりました。
今から覚えておきたいレジ袋有料化についてのまとめです。
2050年までに海のプラごみの総重量が
魚の総重量を超えると言われているんだ
中国や欧州ではすでに規制がかかっていて、
遅まきながら日本でも実施されるんだよ
目次
どうしてレジ袋は有料化されるの?
レジ袋有料化には以下のような理由が上げられます。
- 海洋生物が誤って食べてしまう
- 燃やすと地球温暖化につながる
- 石油資源は限られている
- プラスチック製品は自然に還らない
- ゴミを減らせる
ウミガメが海面にただようビニールをクラゲと間違えて、
食べてしまうという事があるようです。
ウミガメに限らずプラスチック製品は、
太陽光などで破片になると魚が食べてしまい、
体内に破片を蓄積した魚を人がたべる事により健康への影響も懸念されます。
レジ袋などのプラスチック製品は石油でできており、
石油生産の多くの割合を占めています。
石油を生産するときや、
プラスチックを燃やして処分するときに発生する
温室効果ガスは地球温暖化をすすめています。
石油は限らた資源のためいつかはなくなっていまいます。
可採年数は50年ほどと言われており、
石油をつかわないクリーンなエネルギーの使用が望まれています。
プラスティックは分解されません。
そのため土に還らず1000年経っても残ると言わています。
何気なくポイ捨てされたペットボトルやビニール袋は、
文明が滅んだあとも世界に残り続けてしまうのです。
レジ袋を有料化した場合、
単純につかう人が減るのでゴミの削減につながります。
日本の年間のごみ総排出量は4289万トン、
東京ドーム115杯分だそうです。
有料化の対象外のレジ袋がある
レジ袋有料化の対象外となるのは以下の3つです。
- 厚さ50マイクロメートル以上の袋
- 植物由来の原料が25%以上のバイオマスプラスチック製の袋
- 微生物によって分解される生分解性プラスチックの袋
厚さ50マイクロメートル以上の袋
50マイクロメートル(0.05ミリ)以上のレジ袋は、
リユースして繰り返し使えるので、
環境汚染につながらないという理由から
有料化の対象外です。
0.05ミリというのはどのくらいかと言うと、
スポーツ用品店や洋服などを買った際に渡される買い物袋ぐらいです。
コンビニのレジ袋のようなペラペラのものは使い捨てなので、
今後はお金を払って使うことになります。
また、肉や魚のような生鮮食品を入れる持ち手のない袋、
クリーニングされた服にかぶせる袋なども有料化の対象外です。
通販などで事前に消費者が袋を辞退できないケースも対象外です。
バイオマスプラスチック製の袋と生分解性プラスチックの袋
バイオマスプラスチックとグリーンプラには以下のようなマークが表示されています。
出典:日本バイオプラスチック協会
「 バイオマスプラスチック 」は植物などから作られたバイオマス(生物資源)で
出来たプラスチックの事で、
石油からつくられた普通のプラスチックとは違い、
燃やしても地球温暖化につながらない性質をもっている
環境に優しいプラスチックです。
「 グリーンプラ 」は微生物の働きによって分解され、
最終的には二酸化炭素と水となって自然界へ還るプラスチックです。
環境への負担がへるのでバイオマスプラ同様に注目されている素材です。
レジ袋有料化されたら値段はいくら?
政府は最低でも1円以上でないと有料といえないという見解で、
事業者に対して1円以上にするように要請しています。
また、レジ袋を提供しない代わりに値引きをしたり、
ポイントを与えたりすることは認められません。
レジ袋の価格設定はお店に任されるわけですが、
すでに自主的にレジ袋を有料にしているお店を参考にすると、
大体2~5円くらいが相場です。
そのため、有料化が義務化された場合も同じくらいになるのではと思われます。
そのくらいなら、と思うかもしれませんが、
毎日どこかで買い物するたび1枚に対して払っていたら馬鹿になりません。
エコバックを買って持ち歩いた方が結果的には安く済むので、
環境のためにも家計のためにもエコバッグの持参をおすすめします。
大手コンビニ3社のレジ袋の値段
セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの3社は
レジ袋有料化にともない1枚3円と発表しました。
セブンイレブンは、
大きな買い物の時に使う「特大」のレジ袋のみ
1枚5円だそうです。
コンビニをよく利用する方は
エコバックを持ち歩いたほうが良さそうですね。
レジ袋の有料化を解説【まとめ】
- 2020年7月1日からレジ袋の有料化
- 国内のすべての店でレジ袋の有料化が義務付け
- 0.05ミリ以上のレジ袋は対象外
- バイオマスプラなどの環境に配慮したレジ袋も対象外
- レジ袋の価格は1円以上でお店が設定する 2~5円が相場
レジ袋に毎回お金を払うよりも、
エコバッグを買った方が安上がりになるので
こちらの記事でおすすめのエコバックを紹介しています。