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パソコンで作業するときにもっとモニターが大きければなと思ったことはありませんか?
マニュアルを見ながらだったり、表を見比べたりする時に
どうしても1つのモニターでは収まりません。
解決策として「 デュアルディスプレイ 」といって
モニターを1台のパソコンに2つ繋ぐ方法をありとても便利です。
作業効率が格段にあがるため時間の節約につながりますし、
パソコン操作がストレスになりません。
小さい机だったりすると、
場所的に2つ置くのが無理だったりする事がありますが、
そんな問題も「 モニターアーム 」という物を使えば解決します。
そんな便利な複数モニターとモニターアームのやり方をご紹介します。
目次
複数のPCモニターが向いている人
例えば、こんな人は複数モニターがおすすめ
- ソフトやブラウザを複数起動している
- 見比べたりする作業をする
- 音楽を聴いたり動画を見たり、ながら作業をしている
- パソコンでゲームをする時に攻略サイトを見る
これらの作業をする場合は、
モニター1つと2つでは格段に作業効率がちがってきます。
複数モニターのメリット
1.時間を節約できる
ソフトやブラウザをたくさん起動して使うと、
頻繁に画面を切り替える必要があります。
デュアルディスプレイはマウスカーソルの移動とクリック数を激減させるので
時間の節約になります。
2.ストレスを軽減
画面が小さいということは必然的に文字が小さくなります。
パソコンの作業はただでさえ目によくありません。
また、ウィンドウが被ったりして隠れるとイライラもします。
モニターが複数あれば文字は大きく常に見たいものを開いておけます。
作業効率が上がることは研究の結果で証明されている
パソコンメーカー「 DELL 」の調査では
デュアルディスプレイにした場合
- 生産性の向上
- 時間の節約
- 情報を見つける速さ
- 快適さ
これらすべてが向上した結果が得られています。
複数モニターのデメリット
1.置き場所が必要
モニターを置く机はある程度大きくないと窮屈になります。
(ただし、後述するモニターアームを使えば解消できます)
2.費用がかかる
モニターをもう1台用意するので購入費がかかります。
接続するためのケーブルも必要です。
モニターアームとは何か
モニターアームとは、
ディスプレイの角度や位置を自由に変更できるアーム状のパソコンパーツです。
アーム状なのでモニターを宙に浮かせる事ができるんです。
机のスペースを広く使えるので、
デュアルディスプレイのデメリットを解消します。
モニターを1つだけ付けられるものから、
4つモニターを付けられるモニターアームまであります。
上下には動くけれど角度は変えられないなど、
価格帯によって性能が異なりますので、
商品の説明をよく確認してみてください。
モニターアームのメリット
1.角度と高さの調整が簡単
姿勢に合わせてディスプレイの向きや高さを変えることが出来るので、
最適な位置でモニターを見られます。
パソコンで疲れない様にするために一番大切なことかもしれません。
2.机のスペースが広く使える
モニターをアームで固定して自由に動かすことができるので、
机のスペースを広く使えるようになります。
物を置いたり、書き物をしたい時に助かります。
3.モニターを縦画面で使える
モニターは必ずしも横向きで使わなくてはいけないものではありません。
モニターアームを使えば横ではなく縦に設置することが可能なので、
縦長の画面にすることで文章量が多いページを閲覧するときにとても便利です。
4.複数モニターの設置が簡単
4つのモニターを使いたいと思った場合、
バランスよく机に4つもモニターを置くのは大変です。
しかし、複数のモニターを付けられるモニターアームを使えば、
上下と左右に2つづつ取り付ければ良いだけなので簡単です。
モニターアームのデメリット
モニターアームは机にがっしりと固定する必要があるため、
机の形状によっては取り付けが出来なかったり、
穴を開けないといけない場合があります。
主な取り付け方は以下の4つです。
- クランプ式
- グロメット式
- ネジ固定式
- 台座式
「 クランプ式 」は机の天板にアームをかませて固定する方法です。
机にダメージが少ないのでもっとも一般的なやり方です。
ただし、天板にかませる余裕がないと設置はできません。
「 グロメット式 」は机に穴をあけボルトを通して固定するタイプです。
モニターを支えるには一番安定する設定方法ですが、
机に大きな穴をあける必要があります。
「 ネジ固定式 」はネジ穴をあけて机とアームを固定する方法です。
こちらも安定はしますが、机にネジが通る穴を数か所あける必要があります。
壁に掛けるタイプのモニターアームの場合はこの方法で取り付けます。
最後に「 台座式 」ですが、
これは台座がついたアームを机に置くやり方です。
モニターを支える必要があるので、
それなりの大きさの台座で机のスペースを狭めてしまします。
もっとも設置が簡単ですがモニターアームの
メリットを無くしているのでお勧めしません。
2.VESA対応でなければならない
通常、パソコンモニターの背面には4つのネジ穴が開いています。
これはVESA規格と呼ばれるもので、
ディスプレイ背面の取り付け用ネジ穴位置が国際標準規格で定められています。
まれにこのネジ穴に対応していないモニターがあるので、
お使いのモニターがVESA対応のものか確認してみてください。
3.重量制限がある
モニターアームはどんなに大きなモニターも支えられるわけではありません。
通常は~Kgの~インチモニター対応などと書いてあります。
4.費用がかかる
モニターアームは2000円~数万円くらいの物が売っています。
値段によって可動域や重量、複数モニターに対応しているかなどの違いがあります。
複数モニター(デュアルディスプレイ)のやり方
デュアルディスプレイにするには以下のいずれかのケーブルが必要です。
- HDMI(エイチ・ディー・エム・アイ)
- DisplayPort(ディスプレイポート)
- DVI(ディー・ブイ・アイ)
- D-Sub(ディー・サブ)
DVIとD-Subは古いパソコンで使われており、
今はDisplayPortかHDMIが主流です。
使っているパソコンのモニターは何で接続できるか確認してみてください。
説明書か使っているパソコンの名前で検索すると、
「 インターフェイス端子 」や「 ポート 」という欄に書いてあると思います。
例えば、わたしのパソコンはこんな感じです。
ケーブルの見た目が分かっていると、
パソコンに付いている端子の形状を見ただけで分かります。
「 DisplayPortケーブル 」
「 DVIケーブル 」
「 D-Subケーブル 」
「 HDMIケーブル 」
デュアルディスプレイにするのに
もっとも手軽なのはHDMIケーブルです。
もしHDMIに対応している様であればHDMIケーブルをオススメします。
モニターとパソコンの接続のやり方
モニターとパソコンをケーブルで繋げるだけ
デュアルディスプレイにするには
パソコンとケーブルをモニターを繋ぐだけです。
ただし、モニターを接続するための端子が最低2つはないと出来ませんので、
HDMI、DisplayPort、DVI-D、D-Subの
いずれかが2つ以上あることを確認して下さい。
そして、当然ですが接続するモニター側も
どのような端子が使用できるのか確認しておきましょう。
例えば、この古いモニターはDVI端子とD-Sub端子しかありません。
HDMIケーブルを買っても残念なことになるので、
デュアルディスプレイのために古いモニターを中古で購入なんて時に気をつけて下さい。
もしも、両者が対応していない場合は、変換ケーブルを使います。
変換ケーブルとは異なる端子同士を接続できるようにするケーブルです。
もしパソコンとモニターで使える端子が違う場合は、使ってみて下さい。
パソコンの設定
パソコンでデュアルディスプレイの設定をします。
Windows10で説明しますが、他のOSでも基本は同じ手順です。
まずはデスクトップ上で右クリックをして
「 ディスプレイ設定 」を開いてください。
モニターが横並びで表示されていれば正しく接続できています。
(画像はモニターのサイズが違うものを3つ接続しています)
設定の下の方に「 これをメインディスプレイにする 」という項目があるので、
メインで使いたいモニターアイコンをクリックして選択した後、
この項目にチェックを入れて下さい。
もしも、モニターの左右が逆だったり高さがおかしい場合は、
モニター1や2と書かれたアイコンをドラッグで動かして調整が可能です。
モニターアームの設置のやり方
こちらで書いたように設置方法は4種類あります。
台座式は置けば良いだけなので一番かんたんですが、
机のスペースを狭くするので、2番目に設置が楽なクランプ式をお勧めします。
モニターアームはすべてクランプ式に対応しているわけではないので、
購入する時に4種類のうちどれに対応しているか確認してみて下さい。
ただし、クランプ式は天板に挟んで固定するので、
どうしても挟む余裕がない場合は天板に穴を開けて
グロメット式で固定するか、台座式を選んでください。
画像はグロメット式で留めたわたしの机です。
(ミスって穴を2つ開けました)
高価な机や木製ではない机にはやらない方が良いと思います。
もし開ける場合は電動ドライバーで開けてください。
ドリルビットとセットになっているものを買うと良いと思います。
モニターアームを設置して複数モニターにしてみた結果
一度デュアルディスプレイにすると、
その作業効率の良さやストレスの無さに
もうシングルディスプレイには戻れません!
上のモニターでYouTubeを流してメインモニターで作業したり、
攻略サイトを表示しながらゲームをやったり、
動画の編集もエクセルも画面が広いのでウィンドウが被らない。
自分は株やFXもやるのでチャート表示などが
デュアルディスプレイだと非常に便利!
まとめ
複数モニターにする方法をまとめると、
- パソコンとモニターの使える端子を確認
- お互いをケーブルで接続
- パソコンの「 ディスプレイ設定 」で微調整
たったこれだけで驚くほど簡単に接続できます。
モニターアームの設置で注意することは
- 自分の机に合うモニターアームの取り付け方法を確認
- 使用するモニターの重量やインチ、VESA規格を確認
- モニターアームの可動域は物により違うので、用途に合ったものを選ぶ
ぜひ皆さんもモニターアームを使って、
複数モニターで時間の節約とストレスのない環境を手に入れてみてください。